【タイトル】
Tip: .NET アプリケーションにてレコード選択式の設定が無視される
【詳細/質問】
いずれかのバージョンの Visual Studio で作成したアプリケーションを Crystal Report 2008 と Visual Studio 2005 を使用したアプリケーションにアップグレードを行った場合、RecordSelectionFormula プロパティに指定した値が無視される。
【対象製品】
Crystal Reports 2008
【原因】
Visual Studio 2005 では、Windows フォームに CrystalReportViewer コントロールを追加した際に レコード選択式を空に設定する記述 ("") が自動的に追加されるためです。 ビューアー コントロールの SelectionFormula と ViewTimeSelectionFormula の規定値を "" として設定し、実行時にこの値がレポートに現れます。
【解決策/回答】
次の手順で回避を行うことができます。
1. Form1.vb (Form1.cs) をを開き Form1.Designer.vb (.cs) を表示します。
2. Form1.Designer.vb (.cs) をダブルクリックしコードを表示します。
3. InitializeComponent メソッド内に CrystalReportViewer1 プロパティが設定されている場所を探します。
4. 下記の2行をコメント化、もしくは削除します。
this.crystalReportViewer.SelectionFormula = ""
this.crystalReportViewer.ViewTimeSelectionFormula = ""